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REIT投資のリスクとは?初心者が知っておくべき5つのポイント

REIT(リート、不動産投資信託)は、不動産投資を少額から手軽に始められるとして人気が高まっています。特に東京等の都市部を中心に不動産価格が上昇し、土地建物の資産価値も上昇しています。またREIT投資は3%から5%と高い分配金利回りが魅力です。

しかし、REITは投資商品であるため、元本保証がなく、価格変動や分配金の減配などのリスクが存在します。

そこで今回は、REIT投資のリスクについて、初心者向けに分かりやすく解説します。

1. 元本割れのリスク

REITは、投資信託と同じように価格変動のリスクがあります。つまり、購入価格よりも低い価格で売却せざるを得ない状況になれば、元本割れが発生する可能性があります。

REITの価格変動は、主に以下の要因によって起こります。

  • 金利変動: 金利が上昇すると、REIT投資法人が借り入れる資金の金利も上昇し、収益が悪化する可能性があります。
  • 経済情勢: 経済が悪化すると、企業の業績が悪化したり、失業率が上昇したりして、テナントの退去や賃料の減額につながる可能性があります。
  • 不動産市場動向: 不動産市場が低迷すると、REIT保有する物件の価値が下落し、価格が下落する可能性があります。

2. 分配金減配・無配のリスク

REITは、投資家へ安定的な収益を還元するために、保有する不動産から得た賃料収入などを分配金として投資家に支払います。しかし、上記の要因によって収益が悪化した場合、分配金が減額されたり、無配になる可能性があります。

分配金の減配・無配は、REIT投資家にとって大きな痛手となります。特に、生活費の一部をREITの分配金に頼っている場合は、家計に大きな影響を与える可能性があります。

3. 空室リスク

REIT保有する物件が空室になった場合、賃料収入が得られなくなり、収益が悪化します。空室リスクは、主に以下の要因によって起こります。

  • 景気悪化: 景気悪化によって企業の業績が悪化すると、テナントの退去につながる可能性があります。
  • 立地条件: 立地条件が悪い物件は、空室率が高くなる傾向があります。
  • 物件の老朽化: 老朽化した物件は、テナントから敬遠される可能性があります。

4. 集中投資リスク

特定の業種や地域に集中投資しているREITは、その業種や地域の景気悪化の影響を受けやすいというリスクがあります。そのため、分散投資を心がけることが重要です。

5. 流動性リスク

REITは、株式市場で取引されるため、比較的流動性の高い投資商品と言えます。しかし、市場環境が悪化すると、売買が成立しにくくなる可能性があります。その場合、想定よりも低い取引価格で約定する可能性があります。

まとめ

REITは、不動産投資を手軽に始められ、高い分配金利回りが得られる魅力的な投資商品ですが、元本割れや分配金減配などのリスクが存在します。REIT投資を検討する際には、これらのリスクを十分に理解した上で、慎重に判断することが重要です。

以下、REIT投資を始める際に役立つ情報源をご紹介します。

投資は自己責任であることを忘れずに、十分な情報収集と検討を行った上で、REIT投資を始めてください。